事例紹介

新商品を3日以内に確実に陳列。売上げ、お客様数ともに、同エリア平均を上回る

メーカー・ドラッグストア

Introduction

「『CMが流れるときには、どのお店にも商品が並んでいる』そのように、当たりまえのことがしっかりやり続けられるメーカーでありたい。」という営業責任者のご相談から始まった。

01

プロセス

実施エリアスタッフの活動状況を分析したところ、
優先順位(お客様の支持が高い店に重点を置く、お店の鮮度を高め、維持するために新商品はすぐに陳列するなど)が明確になっていなかった。
よく依頼されるお店だから、ということによって訪問スケジュールや頻度が決まっていた。 そのためTVCMが始まっても店頭にまだ商品が並んでいない状態が当たり前のようになっていた。

半年間実施エリアに張り付き、訪問するお店の優先順位(お客様からの指示が高い店)を明らかにし、新商品の陳列のための準備を一緒に行った。(新商品情報、着荷情報、販促物情報の早めの確定、活動内容の詳細な設計とガイドブック作成、オリエンテーション、お店との事前打ち合わせなど)


更に、巡回スタッフ全員に私たち所属のサポートスタッフを応援に付けた。


お店との事前打ち合わせを行うことにより、売場づくりをお店の方と協働で行うようにした。


3日以内での陳列の進捗状況、結果を責任者が会議で定期的に説明し、 改善すべきことを明確にした。

02

結果

Bメーカーに、半年間新商品の配荷が始まってから3日以内に確実に陳列することを提案し、その実行をサポートした。その結果、新商品を3日以内に確実に陳列することを継続することでお客様の支持が高まることが実証された。

同一条件の他エリアと比較すると、実施エリアの店頭売り上げ、
お客様数が共に他エリアを上回った。


半年間継続したことにより、3日以内の陳列が仕組みとして社内に
定着した。


お店従業員との協働を大切にして取り組んだことにより、
お店との信頼関係が深まった。

そのことにより、3日以内の陳列を推進することが全社で行われるようになった。

背景・根拠

それまでの小さなお手伝いの積み重ねの上で「3つの確信」があった

  1. 「実際に行われていること」と「行なわれるべきこと、必要とされていること」の間には大きなギャップがあるという確信があった。
  2. お客様の支持、お客様の潜在的な期待を起点にして、売場、店、活動内容をつぶさに観察、分析すれば、最適コストで最大成果をあげるための材料がみつかるという確信があった。
  3. 事前準備(メーカー内部でできること、お店の方との打ち合わせ・役割分担)が成果の80%を左右するという確信があった。